マクガバン・レポート
アメリカのニクソン大統領は、国家プロジェクトとして1971年「癌撲滅計画」を開始、国立癌研究センターなど、
政府機関に巨額の研究費を投じました。建国200年を迎える1977年までに癌を撲滅するという計画でしたが、癌は撲滅どころか年々増え続け、結局癌戦争に勝てませんでした。
そして、1977年にマクガバン議員を委員長とする米国上院栄養問題特別委員会が膨大なレポート(いわゆるマクガバン・レポート)を発表しました。
その報告の中で、「癌、心臓病、脳卒中など生活習慣病は、現代の食生活が原因になって起こる、”食源病”である。」と結論付けました。
医学の発展と病人の増加には、何の関係も無く、病気の原因は、栄養素の乏しい食品から作られる食事が問題であり、現代社会においては、良質な栄養素をサプリメント等で補給し、病気を予防する以外に先進国家の国民が健康になる方法はない。と言っています。
食事(栄養素)と病気の関連が初めて公式の場で明らかにされたのです。
現代社会で生きる私達は、本当に豊かな 食環境の中にいるのでしょうか?
ファーストフード店や、ファミレス、24時間営業のコンビニで簡単に食欲を満たし、テレビでは、毎日のように料理番組が放映され、食に何ら困らない豊かな国、日本。ところがこの飽食の時代でありながら、身体は慢性的な栄養不足なのです。それはなぜなのでしょうか?
日本人の食事の欧米化により、草食主体から肉食主体へと変化し、動物性タンパク質や脂肪を多く取るようになり、カロリーは充分に満ち足りているのですが、野菜から摂取できる栄養素が不足しているのです。また、悪いことに野菜自体に含まれている栄養素が急激に激減しているのです。
お腹一杯食べても、必要なビタミンやミネラルが足りないのです。
人間が健康でいる為には、約50種類の栄養素(ビタミン18種、ミネラル20種、必須アミノ酸8種)が毎日必要です。かと言って、毎日、有機栽培や無農薬の野菜を食べる事も、なかなか出来ません。むしろ、手軽な加工食品の利用や、不規則な食事により、飽食の時代の栄養失調と言ってもおかしくないのが現状なのです。
21世紀、治療医学から予防医学へ
現在アメリカでは、国の医療費のパンクにより社会保険が廃止され、病気になっても国は、守ってくれません。自分の健康は自分で守るという考え方です。そのためマクガバン・レポートで明らかになったように、病気の原因は「食源病」という事で、「病気にならない為にサプリメントを取って自ら予防しなさい。」と小学校から学校で教えると言う「栄養補助食品教育法」が1994年、施行されました。
日本でも、医療費がパンクしているのが現状です。近い将来、健康保険がなくなるかもしれません。現に日本も同じような法律の施行が検討されています。まさに、病気になってから医者に行って治療するのではなく、病気にならないように自ら予防していくと言う積極的な
健康のセルフケアの時代です。
※健康食品、サプリを活用する。問題解決サプリいろいろ
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