酵素の役割
食と健康〜長寿の秘密〜


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いつまでも健康でいる為に
(追記)適度な運動の必要性


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 人間の身体には、約5000種類の酵素が存在していると言われています。それほど沢山の酵素は何故存在しているのでしょう?一体何をしているのでしょうか?
 実は、人間が健康的に生命を維持していく上で、水や酸素と同じくらい重要な働きをしています。人間はバランス良く栄養価の高いものを摂ったからといって、それだけでは生きていけません。取り込んだ栄養成分の消化・吸収・分解といった加工こそ不可欠で、その肝心な仕事をこなすのが酵素なのです。学校では胃で消化し、腸で吸収すると教えられたと思いますが、実際は胃や腸で様々な酵素が働いて消化や吸収を行っているのです。酵素あっての栄養素なんですね。そこで、この栄養素の事を補酵素と呼ぶ事もあるのです。

●人の健康に関わる3種類の酵素とは

 (1)消化酵素
    消化酵素とは、その名の通り食べたものを吸収出来るように消化分解する
    為のものです。例えばご飯を食べたらデンプンを分解するアミラーゼと言う
    酵素が働き、肉を食べたらタンパク質を分解するプロテアーゼと言う酵素が
    働き、脂肪を分解するにはリパーゼと言う酵素が働いています。このような
    働きをする酵素が消化酵素です。消化酵素により分解された栄養素が小
    腸で体内に吸収されるのです。
 (2)代謝酵素
    次に、体内に吸収された栄養素を実際に働かせるのが代謝酵素です。例
    えば呼吸をしたり、運動をしたり、怪我を治したり、脳の思考をさせたり、細
    胞分裂をさせたり、肌の新陳代謝を行ったり、病んだ身体を治したりと、人
    の生命活動のあらゆる場面で数々の代謝酵素が働いています。
 (3)食物酵素
    食物酵素とは、食材に含まれる酵素の事で、例えば生の新鮮な野菜や、刺
    身、果物と云った生の食材に含まれ、納豆や味噌、漬物のような発酵食品
    と呼ばれるものに多く含まれています。これらは消化酵素を助け、より良い
    消化活動を助ける働きをしています。

●生涯に作り出せる体内酵素の量は決まっている

 3種類の酵素の内、消化酵素と代謝酵素の2種類を「体内酵素」とか「潜在酵素」と呼びます。
 これらは、人間が自ら作り出している酵素ですが、人それぞれに生涯に作り出せる量に個人差があり、年をとる毎に減少していきます。つまり自分の生涯の体内酵素の量は決まっているという事なのです。生きる為に酵素がどんどん使われ、やがて自分の全ての酵素を使い切った時が寿命の尽きる時です。
 そして、この消化酵素と代謝酵素の出所は一緒ですから、暴飲暴食をして消化酵素をたくさん使うと、生産出来る代謝酵素の量が減らされます。また病気などで代謝酵素がたくさん使われ出したら、消化に回る酵素の量は減らされます。病気をすると食欲が落ちるというのも頷けます。そこで健康で長生きする為には、消化酵素を節約(腹八分目を心がける)し、代謝酵素の量を増やす努力が必要です。

●長生きする為には食物酵素の摂取が重要

 消化酵素を節約する為に、もうひとつの酵素、食物酵素を活用する事が大切です。食事として外から取り入れられるが食物酵素なのです。食物酵素は消化酵素の使用を補助してくれているのです。

例えば、あなたの体内酵素の量が「20」あるとします。
そしてあなたは秋刀魚を食べるとします。


秋刀魚を食べた時に必要な消化酵素を「10」とします。

そして食物酵素を含む大根おろしを一緒に食べた場合、
大根おろしの消化能力を「2」とします。

その場合、あなたの体内酵素の残量は、
20 − (10 − 2) = 12 となります。

 この残量「12」の体内酵素を代謝酵素に使う事が出来るのです。
 食物酵素が無ければ、あなたの代謝酵素へ回せる量は「10」しか残ってない事になりますね。つまり食事から摂取できる食物酵素をたくさん取り入れる事で、あなたの体内酵素を節約出来るのです。寿命を延ばすのに食物酵素はとても大切な役割を果たしているのです。

●酵素の4つの特徴

 (1)あらゆる生物が生きていく為に必要不可欠なもの
    栄養学の話をすると、46種類の必須栄養素(ビタミン・ミネラル・必須アミノ
    酸)や三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂肪)、そして食物繊維について
    語られる事がほとんどですが、実はそれ以上に私達が生命を維持していく
    為に最も必要で大切なものが酵素なのです。酵素の働きは食べ物を消化
    し、食べ物から栄養素を抽出し体内に吸収させ、さらにその栄養素を使って
    筋肉を動かしたり、呼吸したり、細胞の新陳代謝を行ったりと全ての生命活
    動に関係しているのです。全ての生き物は酵素があって生きられるので
    す。
 (2)ビタミン・ミネラルと酵素の関係
    ビタミンやミネラルは、そのままでは十分な機能を果たせません。そこに酵
    素があって初めて生命活動に必要な機能を果たし始めるのです。酵素はビ
    タミン・ミネラルを働けせる為の重要な物質なのです。酵素あってのビタミ
    ン・ミネラルですので、これらを補酵素と呼ぶこともあります。
 (3)ひとつの作業しか出来ない酵素
    現在、発見されている酵素は5000種類にも及びます。今後もまだまだ発
    見される思われます。何故こんなにも沢山の種類があるのでしょうか?もち
    ろん理由があります。実はこれらの酵素は、それぞれ一つの作業しか出来
    ない不器用な存在なのです。例えば、プロテアーゼという酵素はタンパク質
    を分解出来ますがデンプンは分解出来ません。デンプンを分解できるのは
    アミラーゼという酵素です。そしてこのアミラーゼはタンパク質を分解するこ
    とは出来ないのです。様々な食材に対応するだけの様々な酵素が必要な
    のですね。
 (4)熱に弱い酵素
    酵素はタンパク質をもとにして構成されています。そのため他のタンパク質
    と同様に熱やphに弱いという特性があります。一般的な酵素が耐えられる
    温度は50度から70度くらいまでです。それ以上になると酵素は活性を失
    い機能しなくなります。野菜でも肉でも生のままなら皆、それを消化する為
    の酵素を含んでいますが、加熱する事により酵素が壊れてしまうのです。

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